12/25/2009

語呂で覚える経絡経穴

学生時代によく使っていた語呂。
お世話になりました。

(1)中風七穴(第一説)
三曲発見! 風刺の曲は絶好調     
足三里、曲池、百会、肩井、風市、曲鬢、絶骨(懸鐘)

(2)中風七穴(第二説) 
三曲発見! 漢代風     
足三里、曲池、百会、肩井、間使、大椎、風池

(3)脚気八処 
風吹くと、特に足の上下に目が懸かる     
風市、伏兎、犢鼻、足三里、上巨虚、下巨虚、外膝眼、懸鐘

(4)八総穴      
「孫は内気、外で泣く泣く行進し、列をなして紹介する」      
(公孫-内関 外関-足臨泣 後谿-申脈 列缺-照海) 

★参考となった鍼灸師国家試験問題集

12/17/2009

語呂で覚える解剖学:手根管を通るもの

語呂:長さん、真摯に正座する。

長さん:長母指屈筋腱、浅指屈筋腱
真摯に:深指屈筋腱
正座する:正中神経

ちなみに、短母指屈筋腱は通らないので注意!

★鍼灸師国家試験問題集

★鍼灸治療 上下・左右・前後の法則―空間的気の偏在理論その基礎と臨床

12/07/2009

バージャー病

第13回鍼灸師国家試験、第7回、8回、15回柔整師国家試験に出題されている疾患です。

■バージャー病とは:
・概要:
手足の中動脈に閉塞をきたす疾患で、そのために組織に酸素が十分に行き渡ることができなくなります。
全国で約1万人の患者がいるといわれています。
男性が女性に比べ、10倍多く、年齢的には20代から40代の青年、壮年層に多いのが特徴です。
 原因は不明ですが、患者のほぼすべてに喫煙歴があり、喫煙との関係が疑われています。

・症状:
手足の組織に酸素不足状態が起こるので結果として、手足のしびれ、冷感、手足の静脈に沿った発赤や痛み、間欠性跛行などの症状がでます。

・診断:
上記の症状の他、足関節と上肢の動脈の拍動の差、血管造影検査などにより診断が行われます。
血液検査では分かりません。

・治療:
まずは禁煙です。
また、血液循環、血栓の阻止を目的とした治療して、抗血小板製剤や血流改善剤、抗凝固剤などの薬剤が使われます。
重傷患者には、交感神経節ブロックや交感神経節切除手術が行われます。
最悪は、指、四肢の切断になる場合もあります。

いずれにしろ喫煙は、百害あって一利なしというべきものでしょう。

《注意》
・自己診断は禁物です。必ず専門医の診断を受けてください。

二十年の長きにわたってバージャー病と闘いながら、化粧品代理店の会社を興し、優良企業に育て上げた著者

潰瘍性大腸炎

第1、3、6、7、8、14回鍼灸国家試験に出題されています。
その他、按摩マッサージ指圧師試験、8、10、11回柔整師国家試験にも出題されている要注意疾患です。

潰瘍性大腸炎:

・概要:
 大腸に潰瘍やびらんができて、下痢を伴う原因不明の疾患です。
原因は不明ですが、免疫機能の異常、食生活の変化などが考えられています。
遺伝的要素も考えられますが、現時点では特異な異常は発見されていません。
 クローン病とともに炎症性腸疾患 (IBD, Inflammatory bowel disease) に分類されますが、クローン病が口から肛門にいたるまでのどの部位にも炎症や潰瘍ができるのに対して潰瘍性大腸炎は、直腸から最大で結腸全体までが病変部位となります。

・症状:
最初は便がゆるくなります。
そのうちに便に血が混じるようになり、痙攣性の腹痛、たびたびの排便が起こるようになります。
症状が重くなると、体重減少、発熱などや、皮膚、眼などの合併症を起こす場合もあります。

・治療:
内科的治療を行いますがひどくなると手術になります。

内科的治療には、おおよそ以下の3つのパターンがあります。
 ①炎症を抑える薬の投与
 ②血液中から異常に活性化した白血球を取り除く治療法(副腎皮質ステロイド剤が効かない場合)
 ③免疫抑制剤

外科的治療は、以前は大腸全摘で人工肛門となる場合が多かったのですが最近は肛門温存療法が開発されています。


《注意》
・自己診断は禁物です。必ず専門医の診断を受けてください。


★潰瘍性大腸炎に関する本

5/26/2009

語呂で覚える解剖・生理

延髄にある中枢:

延髄には下記の中枢があります。
 循環中枢、呼吸中枢、嘔吐中枢、嚥下中枢、唾液中枢、咳反射中枢
語呂:淳子の応援打席は、延長せよ

これで延髄にある中枢に関連した試験はばっちりです。

「自律神経免疫療法」入門―免疫力を高めて病気を治す画期的治療法 すべての治療家と患者のための実践書

5/04/2009

新型インフルエンザ

つい最近までは鳥インフルエンザ(H5N1)が話題になっていたが、最近ではメディアの話題の中心は豚インフルエンザ(H1N1)になった。
豚インフルエンザは弱毒性なのでパンデミック(大流行)になった場合、本当に恐ろしいのは強毒性の鳥インフルエンザであろう。インフルエンザは変異しやすいのでこの両者が混じるととんでもないことになりそうである。
厚生労働省では、パンデミックに備えて、2週間分の備蓄(飛沫感染予防のためのマスクと手洗いのための石けん、飲食物・生活必需品)をするのが望ましいとしている。
 
感染症法(感染症法第6条第7号に規定する新型インフルエンザ等感染症)では、感染していることが確認された場合、入院して治療を受けること、また、感染している可能性が高い同居者等やその濃厚接触者は、外出自粛を要請され、保健所へ健康状態を報告することとされており、鍼灸においても発熱患者を施術する場合は、日頃以上の注意が必要だと思う。

予防:
 インフルエンザは、飛沫感染、接触感染が主だと考えられている。その為、やはり、マスクの着用、人混みへの外出は避けるといった常識的予防が有効。
また、ウィルスは生体の細胞内でのみ生きられるので、患者が接触したドアノブ等では、数分間から長くても数十時間内に感染力を失うとされるが用心に越したことはない。
さらに、咳やくしゃみでウィルスが飛散するのでそのような人物からは2メートル以上離れることが望ましいとされる。

4/09/2009

語呂合わせで覚える経穴

季肋部周辺の経穴です。
語呂:「今日中に効く証はいい!」
京門 12肋骨 期門 9肋骨 章門 11肋骨!

・京門(胆経)
  第12肋骨前端下際に取る。
・期門(肝経)
  第9肋軟骨付着部の下際に取る。
・章門
  第11肋骨前端下際に取る。

我ながら、この語呂で何度助かったことか(笑)

--------
参考書籍:
鍼灸師へ伝えたい外科医からのメッセージ―再生理学をめざして

4/02/2009

第17回鍼灸師国家試験の合格率

第17回の合格率は次の通り(厚生労働省HPより)

●受験者数
・あん摩マッサージ指圧師 1,854名
・はり師  5,354名
・きゆう師 5,320名

●合格者数
・あん摩マッサージ指圧師 1,565名
・はり師  4,216名
・きゆう師 4,171名

●合格率
・あん摩マッサージ指圧師 84.4%
・はり師  78.7%
・きゆう師 78.4%

●合格基準
配点は1問1点、合計150点満点とし、90点以上が合格。
あん摩マツサージ指圧師 総得点  90点以上/150点
はり師  総得点  90点以上/150点(はり理論+はり・きゅう共通科目)
きゆう師 総得点  90点以上/150点(きゅう理論+はり・きゅう共通科目)

※ただし、専門学校(晴眼者)の場合、新卒でおおよそ90%の合格率。

参考書籍:
長生き健康「鍼」 ―鍼13本! 病気にならないための鍼灸医学

3/31/2009

すべて完了!

東洋療法研修試験財団より鍼灸師登録名簿への登録済み証が送付されてきた。
財団へ直接申請書を持ち込んだので4日ほどで到着。意外と早く送付されてきた感じがする。
昨日の保健所へ出向き、出張施術の開始届けを行った。
必要書類は、財団からの登録済み証と印鑑のみ。その場で届出書を2部記載し、押印すれば保健所側が登録済み証の複写をとり、ホチキスしてくれて一部は保健所、一部が届け出者に戻される。
これで晴れてプロとして施術が開始できるということ(^_-)←法手続き上のお話。



3/25/2009

合格後の手続き

昨日は第17回鍼灸師国家試験の発表日だった。
合格発表後の手続きは以下の様になる。

①名簿への登録申請手続き
合格しても即施術開始という訳にはいかない。
「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」第3条の3にもとづき、あん摩マッサージ指圧師名簿、はり師名簿またはきゅう師名簿に登録された後でないと施術はできない。
これは関係法規でよく問われる設問の通り。
 名簿登録は、「財団法人 東洋療法研修試験財団」が厚生労働省に代わり、行うのでここに申請書類を提出する。すると約1週間で名簿登録済み証が送付され、約1ヶ月かかって免許証が送付されてくる。
 申請書類は、はり師免許申請書、きゅう師免許申請書それぞれ2通が必要。
それぞれに本籍が記載された住民票(あるいは戸籍抄本など)、医師の診断書を添付する(片方は複写で良い)。
その他、申請書には9000円の収入印紙、1免許につき5200円の手数料を財団に送付したことを証する振り込み済み証の貼付が必要。

②保健所への施術所開設手続きあるいは出張施術開始届けをそれぞれ開設後、施術開始後10日以内に行わなければならない。

①が終われば、施術はできるがとっとと②までやった方が忘れないのでよい。
施術所を開設するとなると保健所の検査を含めいろいろとあるようだ。
ここら辺は、その時になったらおいおい記載しましょう(^_^;)

3/24/2009

17回鍼灸師国家試験合格発表

東洋療法試験財団事務所での発表本日午後2時、「財団法人 東洋療法研修試験財団」のホームページに掲載された。
ホームページには以下の様にある↓

第17回 あん摩マッサージ指圧師試験 正答肢表
第17回 はり師試験、きゅう師試験 正答肢表
第17回 あん摩マッサージ指圧師試験 合格者番号表
第17回 はり師試験 合格者番号表
第17回 きゅう師試験 合格者番号表

これらはリンクになっており、そこをクリックするとそれぞれのページに飛ぶ。
合格者発表は、視覚障害者、晴眼者別になっていて、更に、本籍の順に分類される。
それをたどると、受験番号の大分類に飛び、そこに各受験番号順に合格者の受験番号が掲載されている(写真は、芝大門にある財団オフィスにある合格者名簿、ここでも閲覧できる)
・・・ということで桜咲きましたぁ~

参考書籍:
 腰痛は神経の圧迫だけで起こるとは限りません!
トリガーポイントブロックで腰痛は治る!

3/20/2009

取穴部位を覚えよう(経穴語呂合わせ)

語呂合わせで覚える経穴:
・同じ高さに並ぶ経穴(臍の下5寸に並ぶ経穴)
語呂:曲がる横道、気性が激しくしょうもない
臍の下5寸に並ぶ経穴→曲骨、横骨、気衝(胃経)、衝門(脾経)


3/18/2009

合格発表など

2009年3月24日に第17回鍼灸師国家試験の合格発表がある。
合格発表後に、「あはき法」第3条にもとづき、あん摩マッサージ指圧師名簿、はり師名簿またはきゅう師名簿に登録してもらわなくてはならない。そうでないと国家試験に合格しても施術の開始はできない。
そのために、はり師免許申請書、きゅう師免許申請書、本籍が掲載された住民票、医師の診断書が必要となるので早速用意した。

その他に、9000円×2の収入印紙貼付、及び5200円の東洋療法研修試験財団への振り込みが必要になる。結構費用がかかる。これは発表後にするか・・・

なお、施術所開設には、保健所に開設/開始の届け出が必要になる。
施術所を構えて施術する場合は、施術所開設後10日以内に「施術所開設届」を、出張による施術を開始した場合は、開始後10日以内に「出張施術業務開始届」の届け出が必要となる。

学友のおきゅうさんは発表前に収入印紙と財団への振り込みをしてしまったそうである。
いやはや気の早いお人だ(^_^;)

3/13/2009

卒業式

3月11日に卒業式、謝恩会が開催された。
柔整師の昼間部、夜間部、鍼灸師の昼間部、夜間部合同での開催。
この歳で卒業式というのはちょっと照れくさかった。
式場までの道すがらでつくづく思うのは「この格好はまるで子供の卒業式に列席する父兄だな」ということ。
 会場に着くと既に先生方や事務方はもちろん、普段の授業にぎりぎりで来る学友達も早めに来ていた。
早速、記念写真をパチパチ、いいもんだ。
思えば、会社生活と夜の授業・実習などを両立させて、無遅刻、無欠席とはいわないまでも3年間よく頑張ったもんだ。自分にご褒美を考えよう。
ということは50代でも仕事と学校生活を、やる気があれば両立できる(もちろん仕事の種類、中身によるが)ということかな。後に続く同世代に少しでも励みになればと思う。
(といっても、大変なのは間違いないので、効率性を考える工夫が必要だと思う)

謝恩会の後、二次会で一杯。更にカラオケへとなだれ込む若い学友達。
今日は3年間の頑張りにご褒美かな。
・・・良き卒業式でした(でも仏滅)(^_^)v

2/23/2009

第17回鍼灸師国家試験

2009年2月22日(日曜日)午前9時より第17回鍼灸師国家試験が始まった。
東京西巣鴨の大正大学で受験。
午前は9時~2時間、午後は、13時10分より2時間。
前日夜はさすがによく眠れなかった。意識もうろうで受験会場へ。
前日にドリンク剤を購入し当日朝に飲んだ。
さすがに早いかなと思って乗換駅に行くと学友がいた。
やはり早めに起きて行くのだそうだ。あとで聞いたところ皆そうだという。
受験会場の大学へ着くともう人が大勢いた。しかし、受験番号と受験教室の一覧表が張り出されていないので外でしばらく皆とだべる。
専門学校の先生は門の前で学生がちゃんと来ているかどうかチェック。まあ、あとで合格率とか出すのに必要なんだろう。
しばらくすると一覧表が張り出されてたので皆あわててそちらへ。他人はそっちのけ。

午前の試験は頭がもうろうとしている間に行われた。やはり朝方にリズムを合わせて体調を整えておいた方がいいと思う。
2~3個ケアレスミスそした。
ランチは事前に用意。まあ、その方が時間的に余裕があるので復習することができる。
1時間以上はかせげる。
問題は持ち帰りできるが途中退出するとまた後で試験後にとりにこなくてはならない。

午後は東洋医学系なので比較的気分が落ち着く。ここでポイントをかせがないと西洋医学系ではなかなか範囲が広いのでカバーは難しい。

終了後、皆と大学の門で待ち合わせ。早速どうだったと聞く。
複雑な顔の人が多い(当然か)

門の前では解答速報を配布している専門学校宣伝部の方達が大勢いた。
午前の部は紙でも配られていたが今はネット、携帯の時代。携帯サイトに解答速報が掲載されている。
しかし、ああ~終わった、疲れた、今日は試験の話はしたくない・・・と居酒屋へ駆け込む。
二次会はカラオケ。いやぁ~人生っていいもんですね。
3年間の集大成を居酒屋とカラオケで過ごす(^^)/

帰りの電車の中で例の携帯サイトを見ながら自己採点。。。。やったぁ~と心の中で叫ぶ。
まわりに気づかれずににんまりとする。我ながら気持ち悪いだろうと思うが。

それにしても中年後期のおじさんの鍼灸師国家試験への挑戦はここに完了?。
明日は学校での模範解答が出るとのことで夜に出席予定。免許証申請手続きとかいろいろある。

ほんまの鍼灸師への道はこれからだ・・・と、思う。

2/14/2009

いよいよ

第17回の国家試験が2月22日に始まる。
いよいよだ。
2009年に入り、1月19日から各教科100問ずつの演習問題を毎日1科目ずつ2ラウンド繰り返した。
その間に国試直前模試という形式で3回実施。
これはもう相当な量の問題演習をやったということだ・・・が。
やるそばから忘れる、ケアレスミスは続く (T_T)。
年のせいにはしたくはないが・・・そうかもしれないと思う今日この頃。

本日は、試験会場の下見に出かけた。
医師の国家試験をやっていた。これは相当に難しいのだろうと思う。
やるっきゃないか。あとわずかだし。