1/19/2008

鍼実技試験

1月15日鍼実技試験(筋パルス)
恐れていたことが起こった。
想定していたとおりになかなか動いてくれない筋肉、後脛骨筋と総指伸筋のお題を受けた。

後脛骨筋は、内果のすぐ後を走行して舟状骨、3つの楔状骨、立方骨、2~4中足骨に付くのだが内果付近は腱なのでなかなか収縮してくれない。
三陰交付近を刺鍼するが2センチ以上下腿の中心めがけて深くささないといけない。

総指伸筋は、中指を動かしなさいとのお達し! これまた抵抗のかけ方などを工夫して中指の筋めがけて刺入し通電しないと中指だけ動かすことはできない。

20分の時間で難易度の高い後脛骨筋と中程度の総指伸筋のお題を上手く動かせるか・・・
額から汗、汗、汗、、、、、
といいつつ、通電したところ、足関節は、内反の動きがみられ、足の指は動いていない!
足の長指屈筋や長母指屈筋の動きを確認(動いていないこと)。やったぁ~

総指伸筋も手背の中指の腱及び示指、薬指の腱を確認、なんと中指の腱のみきれいに動いているではないかぁ~。

お疲れ様でした。とうほう、額に汗しつつクリアしたと思います。
おかげで筋の起始、停止は理解できました。でも、これって柔整師?

1/14/2008

刺絡講習会最終回

昨日は昨年より受講している刺絡講習会の最終回であった。
午前は、刺絡学会の石原先生の座学(刺絡の歴史、臨床的な話など)。
午後は、各班に分かれて実技指導。
私の班は間先生が担当され、攅竹、耳尖、背部(肩外兪、膈兪など)に刺絡した。
眼の疲れは日頃から感じていることもあり自分でも刺鍼していたが刺絡したのは初めて。

石原先生は、刺絡がすべてではなく、気血の流れを正常にする為には、皮膚内のうっ血をとる方が流れを調整しやすい、そのために刺絡を先行して施術する、という話をしていたが、刺絡をして後、刺鍼し、更に間先生が持ってきた、竹灸をするような臨床を行えば効果は高まると思う。
非常に興味深い実技だった。

講習会の後は、懇親会。いろいろな方と知り合えたのはよかった。それにしても鍼灸師は飲んべえが多いという言い伝えは本当だった(うぃっ、自分もか (*^_^*)
やぁ~よかったよかった。

日本刺絡学会のホームページ

身体各部の検査

■腰の検査
●SLR
70度位股関節(膝関節は伸展)を屈曲
●ブラガードテスト
SLR+足関節を背屈させる。
●FNS
腹臥位。膝関節を屈曲させ、足関節を押さえ、下方に圧迫。大腿神経を伸展させる。

■肩の検査
●スピードテスト(Speed Test):
患者:肘を伸展したまま腕を前方挙上する。
検者:片方の手を上腕の結節間溝付近に当て、患者の前方挙上する腕に下方へ抵抗をかける。
判定:結節間溝で痛みを生じていれば陽性

●ヤーガソンテスト(Yergason's Test):
・患者:肘を90度屈曲し、前腕を回外する。
・検者:患者の手を握手する形で握り、患者の前腕を回内させることで抵抗をかける。
・判定:上腕二頭筋長頭腱が伸展されて痛みが出れば陽性とする

●ダウバーンテスト
患者:肘を伸展し、解剖学的肢位から前腕を半回内しておく
検者:片方の手で肩峰下を押さえ、患者の患側の上肢を90度まで外転させる。
・判定:肩峰下に痛みが生ずれば陽性。肩峰下滑液包炎を示唆する。

■膝の検査
●外反・内反テスト
●マクマーレテスト
アプレーテスト

■頸肩腕の検査
●イートンテスト
健側へ側屈させる。
●ライトテスト
90度以上外転させる。橈骨動脈を触診する。
●モーリーテスト

1/12/2008

筋肉への鍼通電

15日は、筋肉への鍼通電の実技テスト
後脛骨筋
 起始:脛骨後面の上部、骨間部
 停止:2~4中足骨、舟状骨、内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨、立方骨
 作用:足関節内反、底屈
 ★脛骨骨際から下腿中心部(脛骨と腓骨の間)へ深く刺鍼
 ★足関節の内反がみられれば成功!
長掌筋
 起始:上腕骨内側上顆
 停止:手掌腱膜、屈筋支帯
 作用:手掌腱膜を緊張させる
 ★橈側よりに刺鍼すると橈骨手根屈筋(外転、母指が動く)に刺鍼
 ★深く刺すと浅指屈筋(2~5指が同時に屈曲)に刺鍼
 ★尺側よりに刺鍼すると尺側手根屈筋(小指、内転動作がみられる)に刺鍼
橈側手根屈筋
 起始:上腕骨内側上顆
 停止:2,3中手骨底
 作用:手関節の屈曲、外転、肘関節の屈曲
総指伸筋
 起始:上腕骨外側上顆(伸筋なので外側上顆)
 停止:2~5指の中節骨、末節骨
 作用、2~5指の背屈(伸展)
 肘の伸展
 ★中指を最低限ねらって動かす
上腕二頭筋
 起始:長頭-肩甲骨上結節(結節間溝を通過)
     短頭-烏口突起
 停止:橈骨粗面
 作用:肘関節の屈曲、前腕の回外
上腕三頭筋(外側頭、長頭)
 起始:長頭-肩甲骨下結節
     短頭-上腕骨後面
 停止:尺骨肘頭突起
 作用:肘関節の伸展
 ※内側頭は難しいので試験対象から外されている。
僧帽筋
 起始:外後頭隆起、後頭骨上項線中央、項靱帯、T1~T6
 停止:鎖骨の外3分の1、肩峰、肩甲棘
 作用:上部-肩甲骨の挙上、上方回旋
     中部-肩甲骨を内方に引き、回旋
     下部-肩甲骨を下げる、上方回旋
 ★上部筋を刺鍼する
 ★つまみ押手を行う。
 ★背側から床面へ直角に刺鍼
 ★気胸に注意する

参考書 → 鍼灸関連参考書
鍼通電参考書→→→「鍼通電療法テクニック―運動器系疾患へのアプローチ」

1/01/2008

謹賀新年

2007年も終わり2008年が始まった。
専門学校もいよいよ3年生になる。2008年1月の最初の授業の翌日から2年生期末試験が延々と2月初旬まで続く。それが終わるといよいよ3年生だ。
どうなることやら。

鍼実技テスト3科目
介護福祉レポート
身体計測
実力テスト(解剖学、生理学、東洋医学概論、経絡経穴概論)
鍼灸理論
スポーツ科学
臨床医学各論
臨床医学総論
リハビリテーション医学
病理学

科目数多すぎ! (T_T)

★★ 鍼灸の参考書関連はこちら