10/21/2008

実技臨床試験

昨日は講師の一人を模擬患者にみたてての実技臨床テストだった。
患者役の講師と評価役の先生により評価。
あらかじめ控え室にいる模擬患者を迎えに行くところからスタート。
あらかじめ書いて貰っている問診表をみて問診スタート。
もちろん、迎えに行くところから望診は始まっているのは言うまでもない。
問診票をみると2~3日前から腰痛が起きているとのこと。
どの姿勢でいたいのか、どうすれば痛みは増強あるいは軽減するのか。
痺れはあるのか、医者にかかったのかなど問診。
 次に患者着に着替えて貰って身体検査実施。
前屈、後屈、側屈などをやった。SLRとかブラガードは? ・・・忘れた!
でも圧痛部位からすると明らかに筋筋膜性腰痛! 腎兪、大腸兪あたりの痛み。
及び腰眼付近の圧痛あり。どうやら模擬患者とはいえ、本当に痛いらしい。
脈を診ると肝、腎、肺あたりが沈んでいる。
腹診開始。左季肋部の圧痛あり。臍の左あたりがふわっとしていている。
患者は触られるといやな感じという。
舌は暗紫色。眼が非常に疲れるという。
以上から肝虚証(肝虚+腎虚)と判断し治療。
・・・ここまでは良かった。
鍼管はベッドに置き忘れる、綿花は医療用廃棄ケースではないところに入れるわ、やはり緊張のせいか焦ったか。
それと、刺鍼するときに鍼管から鍼がほんのわずかに出ていて患者に痛みを与えたケースあり(2回)。
どうもそれは50台の学生に多いとのこと(あ~あ、老眼故か(T_T)
この辺は卒業までには習慣としてチェックし問題なきようにしておきたい! いや絶対に!
それにしても、試験とはいえ勉強になった。

日々是れ学業なりということか。
To be continued.......

10/16/2008

深刺しと灸点紙を使用した灸

福島先生(深谷灸名人)の実技。
足の条口穴→承泣穴に向かい2寸の鍼を透刺。
かなり深刺。恐ろしかったが逆に経験となり深刺しに自信!

頸のC3,4あたりの硬結をねらい、頸椎際の後部から前部に向かい直刺。
寸6の鍼が1横指残し刺鍼する。
最初は怖かったが終わってみれば頸の硬結がほぐれかなり気持ちよい感じ。
頸部はすぐに頸骨に当たると思ったが以外と深かかった(患者役は男性)。
解剖知識があり、このような経験をつめば恐怖からは解放されるということか。

また、これまでは灸点紙を使った灸はやらないように言われたがここにきて灸点紙を使った灸の実技が行われた。
灸点紙1枚では熱さがあまり緩和されない。
2枚重ねの方が熱さは緩和されじわっと奥に届くとのこと。
施灸されたがなるほどそうかという感じを実感。

嗚呼感謝!

来週は実技テスト

3年になると実技の時間が多い。
月曜、火曜、水曜、金曜、土曜の週5日。
いろいろな先生がいて楽しい(・・・といっても各先生がいろいろというのでどれが正解かわからない)。
最終的には「鍼はどこにうっても効く」から「まっ、いいか」ということで納得する。

そうこうしているうちに、来週は実技の臨床テストが行われる。
実際の患者を想定し、望診、聞診、問診、切診の4つを駆使し、患者の病態を判断し、治療穴を選定、実際に刺鍼、灸を行い治療していく。
その過程がテストされるということ。
そうはいっても、実際の患者役は講師であり、疾患は、腰痛、頸肩腕痛(あるいは五十肩)の2部(・・・と思われる)。
カルテの書き方、問診の仕方、検査方法、治療技術などが問われるからあなどれない。
どうなることやら。
テストは来週の月曜日(2008/10/20) (゜-゜)