10/03/2012

肺カルチノイド


「ワイドショーやバラエティー番組などでも活躍した流通ジャーナリストの金子哲雄さんが2日、肺カルチノイドのため、都内の自宅で死去した。41歳だった。」というニュースが飛び込んだ。
テレビで活躍している人のいきなりの訃報は驚きと共に何故という疑問が沸いてくる。

カルチノイド(carcinoid)とは、腫瘍のひとつで、小腸や大腸などの消化管や肺の気管支などに発生することが多いですが、膵臓、肝臓、腎臓、精巣、卵巣、胸腺、乳腺、前立腺などにもまれに発生するといわれています。

腫瘍のひとつですが、カルチ → がん、ノイド → のようなもの、という意味があり、まさに「癌もどき」であり、したがって、がんと同様に「浸潤や転移」をすることがあります。
その意味では、良性腫瘍ではなく、悪性腫瘍と同等の扱いになります。


肺カルチノイドは、以上から、肺がんと同じようなものと認識してもいいと思います。
若い人(40代から50代)に多い、まれな病気であり、進行が遅いといわれるので早期発見すれば対処可能です。

手術でとれる場合が多く、一般的には転移しません。

症状としては、咳、たんに血が混じることで異常が自覚できますが、肺の外側にできると症状はないと言われます。また、気管支にできるとよく咳き込むことになります。

レントゲン診断が有効ですが、確定診断には、生検や切除材料の病理学的検査が必須です。

体をいたわり、定期的な健康診断をするという当たり前のことが自分の体には必要なんでしょうね。


※おかしいなと思ったら、早めに医師の診断を受けることをお勧めします。







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