10/14/2007

衛気と肺

■衛気
衛気とは、後天の精から得られる陽性の気(水穀の桿気)のこと
脈外を素早く巡る。
特に体表近くで活動し、肌膚を温め(体温保持)、腠理を開闔(そうりをかいごう)(皮膚の収縮と弛緩)し、外邪に対する防衛的な役割をする。

■肺の役割
衛気と津液は、肺の働きで全身に散布される。
心が血を全身に巡らせるように、肺が気を全身に巡らす。
肺は、陽性の気(宗気、衛気)、特に衛気と津液を巡らせることにより、皮毛に潤いを与え、これを養う。

★考察
皮膚がかさかさ → 津液が足りない(作れない、消耗しすぎ)
作れない → 臓腑の力が弱い → 力を与える
消耗しすぎ → 熱により消耗している → 熱を抑える

・肺の力が弱いと衛気や津液を全身に巡らすことができない → 肺の力を強くする
・水穀から津液を作り、肺に送るのは脾 → 脾を活性化する
 (運化、昇清、統血)
・肝が血を各臓器にうまく運ばないと肺も脾も弱くなる(蔵血、疏泄) → 肝を活性化する。

このように考えると、力が足りない部分に対しては、
 肺 → 兪土穴(太淵)   脾 → 兪土穴(太白)  肝 → 経金穴(中封)

熱を抑えるには、火穴?

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