54歳の女性が前年から鍼治療を受けていたが、12月15日、はり治療後、突然に具合が悪くなり、翌日、低酸素脳症で死亡した。
問題の治療院は、「メイプル鍼灸(しんきゅう)整骨院」で、2008年4月より、柔道整復師の免許を持ち、はりの専門学校に通う容疑者(26歳の元副院長)に治療させていたという。
はり治療をした際に、肺を数カ所傷つけた疑いがあるみられている。
2月24日に院長と施術をした元副院長が逮捕された。
鍼灸治療が国家資格となっている意味は、きちんとした知識が無ければ、危険があるということにもある。
その為に、東洋医学だけでなく、解剖学や生理学を学び、衛生や消毒などの知識も習得する。
そのような知識がないものが施術することは、「あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師等に関する法律違反」だけでなく、相当に危険を伴うことを理解しなくてはならないと思う。
一方、臨床経験については、現在の制度では不足している感は否めない。
実際の臨床現場での臨床経験が必要だ。
その為には、適切な指導・管理の下、臨床経験をさせる制度・仕組みが求められている・
いずれにしろ、背部の、特に、膏肓あたりなどは、表皮から肺へ厚みが薄いので注意が必要なのはいうまでもない。
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