1/12/2008

筋肉への鍼通電

15日は、筋肉への鍼通電の実技テスト
後脛骨筋
 起始:脛骨後面の上部、骨間部
 停止:2~4中足骨、舟状骨、内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨、立方骨
 作用:足関節内反、底屈
 ★脛骨骨際から下腿中心部(脛骨と腓骨の間)へ深く刺鍼
 ★足関節の内反がみられれば成功!
長掌筋
 起始:上腕骨内側上顆
 停止:手掌腱膜、屈筋支帯
 作用:手掌腱膜を緊張させる
 ★橈側よりに刺鍼すると橈骨手根屈筋(外転、母指が動く)に刺鍼
 ★深く刺すと浅指屈筋(2~5指が同時に屈曲)に刺鍼
 ★尺側よりに刺鍼すると尺側手根屈筋(小指、内転動作がみられる)に刺鍼
橈側手根屈筋
 起始:上腕骨内側上顆
 停止:2,3中手骨底
 作用:手関節の屈曲、外転、肘関節の屈曲
総指伸筋
 起始:上腕骨外側上顆(伸筋なので外側上顆)
 停止:2~5指の中節骨、末節骨
 作用、2~5指の背屈(伸展)
 肘の伸展
 ★中指を最低限ねらって動かす
上腕二頭筋
 起始:長頭-肩甲骨上結節(結節間溝を通過)
     短頭-烏口突起
 停止:橈骨粗面
 作用:肘関節の屈曲、前腕の回外
上腕三頭筋(外側頭、長頭)
 起始:長頭-肩甲骨下結節
     短頭-上腕骨後面
 停止:尺骨肘頭突起
 作用:肘関節の伸展
 ※内側頭は難しいので試験対象から外されている。
僧帽筋
 起始:外後頭隆起、後頭骨上項線中央、項靱帯、T1~T6
 停止:鎖骨の外3分の1、肩峰、肩甲棘
 作用:上部-肩甲骨の挙上、上方回旋
     中部-肩甲骨を内方に引き、回旋
     下部-肩甲骨を下げる、上方回旋
 ★上部筋を刺鍼する
 ★つまみ押手を行う。
 ★背側から床面へ直角に刺鍼
 ★気胸に注意する

参考書 → 鍼灸関連参考書
鍼通電参考書→→→「鍼通電療法テクニック―運動器系疾患へのアプローチ」

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