11/07/2007

長掌筋を嘲笑すべからず!

昨日は長掌筋にパルスを通電して動かす実習だった。
長掌筋の起始は、上腕骨内側上顆、停止は、屈筋支帯、手掌腱膜。
作用は、手関節の屈曲、肘の屈曲だが、もう一つ、手掌腱膜を緊張させるという作用もある。
患者役の手を押さえながら、手関節を屈曲してもらうと横紋の位置に橈側手根屈筋と長掌筋の腱があらわれるのでその内側が長掌筋の腱。
問題はそれからで、その筋を辿っていくやりかただとうまく長掌筋を動かす筋腹を探せ出せない。
手掌腱膜を緊張させるように、手をバスケットボールを手に乗せるように、大きく開き、かつプロセスの技、アイアンクローをしてもらうことも長掌筋を探すポイントになる。むしろこのやり方の方が筋腹を探せるようだ。
いずれにしろ簡単にさがせると思ったが予想以上に手強かった。
後脛骨筋とともに手強い筋のひとつだろう。

参考=「ボディ・ナビゲーション―触ってわかる身体解剖
参考=「ボディ・ナビゲーション-触ってわかる身体解剖-[DVD]
参考=「詳解国家試験問題集はり師・きゅう師用 2008 第11回~第15回 (2008)

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