予防の基本は、食習慣と運動です。
現代は、10人に1人がアルツハイマーになるといわれています。
原因は、脳にある種の原因物質(アミロイドβ)がたまることです。
現代は、アミロイドPETという装置で脳の様子がよくわかるようになりました。
早い方は、40代からアミロイドβがたまるそうです。
しかし、世の中には、アミロイドβがたまる人とたまらない人がいます。
それは何故でしょうか。
最近は、アミロイドPETという装置で生きた人間の脳を調べることができるようになり、アルツハイマー病の研究が進んできました。、
アルツハイマー病を呼ぶリスクは、糖尿病(2型糖尿病)であり、普通の人より2倍高いリスクを抱えていることが分かっています。
何故でしょうか。実は、「インスリン」の分泌がポイントだとわかりました。
通常、インスリンは、糖を細胞にとりこみ血糖値を下げる作用を持っていますが、食べ過ぎると、大量の血糖を処理するために大量のインスリンが分泌されます。
この大量のインスリンが分泌されたままですと、処理しすぎになるため低血糖になってしまう。
そのため、「インスリン分解酵素」というものがあり、この大量のインスリンを分解してくれます。
インスリン分解酵素は、実は、副業としてアミロイドβを除去する役目も持っていますが、この大量のインスリンが増えると、アミロイドβを分解することができなくなり、結果としてアミロイドβが脳に溜まってしまいます。
インスリンが増える原因としては、次のような食習慣が考えられています。
- 内臓脂肪が多い
- 運動不足
- 筋肉減少
- 炭水化物の重ね食い(ラーメン+ライスを毎日続けて食べるとか)
- 糖尿病予備軍の方
- 肥満の方
- 運動不足、筋肉不足の方
健康 → 軽度認知症 → 認知症
軽度認知症になると、5年以内に、認知症になるといわれています。
18人中16人が軽度認知症から脱却(大分県の取り組み)
- 有酸素運動(しりとりなどをやりながら運動する)
- 料理
- 昼寝
ジョギング程度の軽い運動をすると、肝臓でIGF-1という脳の神経細胞を成長させる物質ができる。
アルツハイマー病で主として障害を受けるところは、脳の海馬という領域。
この海馬が軽い運動で活性化し、IGF-1がピンポイントで働く。
運動をするとアルツハイマー病を改善するのに効果があるということが証明されました。
食習慣(糖尿病と肥満)に注意して、運動を継続することが、アルツハイマー病を予防するということです。
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